乳酸菌(殺菌)てどういう事?生きた菌が良いんじゃないの?

腸内環境を整えるためには、乳酸菌の働きが必要不可欠です。

「とにかく乳酸菌を生きたまま腸まで届けなきゃ!」「食後に乳酸菌を摂取しますと、胃酸の影響を受けにくい」と言われていますよね。

しかしながら、わざわざ生きている乳酸菌を殺菌している商品もあるのです。

さて、わざわざ殺菌するのには、どのような理由があるのでしょうか?

今回は「乳酸菌を殺菌するのは、なぜ?死んでても腸内フローラは改善されるの?」というテーマでお話をすすめていきます。

本音をポロリ。殺菌しない方が売れると思う

ヨーグルトに付けるキャッチコピー。

あなたなら、どちらの商品を購入しますか?

  • 「乳酸菌!生きたまま腸に届くヨーグルト」
  • 「殺菌済み!安心のヨーグルト」

恐らく、生きたまま届くというキャッチコピーのヨーグルトを、購入する人が多いでしょう。

そう考えますと、乳酸菌をわざわざ殺菌するのは、なぜなのでしょうか?

その疑問を解決していきましょう!

乳酸菌を殺菌するのはなぜ?

わざわざ殺菌する理由はこちらです。

一緒に確認していきましょう。

理由1. 乳酸菌の発酵をSTOPさせるため

乳酸菌が生き続けるということは、発酵が続いていくということです。

例えば、キムチでイメージしてみましょう。

漬けてすぐのキムチと、日数がたったキムチは味わいが異なり、明らかに数日たったキムチの酸味が増していると思います。

このように、乳酸菌が活(い)きたままの状態だと商品の味わいが変わってしまいますので、カルピスのようにあえて乳酸菌の発酵をSTOPさせることもあります。

理由2.賞味期限を長くする

乳酸菌の発酵が進みますと、風味が劣化して賞味期限が短くなってしまいます。

そこで、賞味期限が長くなるように、乳酸菌を殺菌するのです。

理由3.容器の安全性を保持するため

乳酸菌の発酵により、酸度が強くなって容器の安全性が保持できないケースもあります。

そこで、殺菌して容器の安全性を高めるのです。

生きたままの乳酸菌が必ずしも良いというわけではなく、風味や品質劣化を防ぐために、あえて殺菌することも珍しくはないのです。

生きたままの乳酸菌が良いんじゃないの?

乳酸菌は酸に弱い性質もあるので、実際には生きた乳酸菌も腸に届く前に死んでしまいます。

「生きたまま腸に届く」という謳い文句はセールストークであって、現実には乳酸菌は腸に届く頃には死菌となる可能性が高いです。

死んだ乳酸菌でも腸内フローラは良くなる?

腸内フローラを良くするには、生きた乳酸菌を腸に届けなければいけないというわけではありません。

死んでしまった乳酸菌は腸内の善玉菌の餌となり、善玉菌の活動を活性化することができます。

最近の研究では生きた乳酸菌を摂るよりも、菌が死んでいても乳酸菌の量を摂る事の方が重要と言われているのです。

結論・乳酸菌は殺菌処理されていているものでも腸内フローラは改善される

今回は「乳酸菌を殺菌するのは、なぜ?」というテーマで、お話しました。

商品によって乳酸菌は賞味期限を長くしたり、容器の保全性を高めたりするために殺菌されています。

乳酸菌は殺菌処理されていても、善玉菌の餌となって腸内フローラは改善されます。

(殺菌)と記載されていても、効果がないわけではありませんので安心して購入しましょう。