便秘薬って大丈夫?デメリットは?
もくじ
「便秘でお腹(なか)がぱんぱんに張って、つらい」「便秘による、切れ痔(じ)がつらい」などの諸症状を改善するために、便秘薬を使う人も多いでしょう。
便秘薬の最大のメリットは、効果の即効性です。
便秘薬を飲んで1時間ほどすれば、便意を催したり、腸の動きを感じたりすることができます。
しかしながら、便秘薬の使いすぎには注意しなければいけませんと、聞いたこともあるでしょう。
そこで今回は「便秘薬」について、詳しく御紹介します。
どのようなデメリットがあるのでしょうか?
便秘薬とは?
つらい便秘の症状を改善するために使う、便秘薬。
便が出ない、肌が荒れる、おなかが張る、吐き気、むくみ、食欲がわかないなどの症状のすべてが、便秘薬を使って便を体外に出すことで少しずつ解消されます。
食事療法や便秘解消マッサージではすぐに解消されないつらい症状も、便秘薬であれば比較的早く効果を感じることができます。
便秘薬を使う1番のメリットは、すぐに便秘が解消できることです。
自然に任せるよりも薬の力に任せた方が、すぐに症状が楽になりますので、どうしてもつらいときには便秘薬の使用をおすすめします。
便秘薬は決して悪いものではない
便秘薬にはデメリットがありますが、決して悪いものではありません。
便秘をしているということは、体内に老廃物を溜(た)め込んでいる状態です。
悪玉菌が優勢の腸内環境では、更なる便秘を引き起こして、肌荒れやおなかの張りなどあらゆるトラブルを引き起こします。
良くない状況を少しでも早く脱するためには、便秘薬を利用するのも1つの方法です。
ふだんの生活を送れるように、便秘薬を使って、排便をスムーズに促しましょう。
便秘薬のデメリット
次に、便秘薬のデメリットを確認していきましょう。
以下にまとめてみました。
デメリット1.腹痛を伴う
便秘薬を使用した場合に、おなかの痛みを感じてトイレから離れられなくなってしまう人も少なくありません。
お出かけ前には、できるだけ飲まない方が良いでしょう。
デメリット2.便秘薬を使いすぎると、耐性ができる
慢性的な便秘を、便秘薬だけで治すのは注意が必要です。
なぜなら、耐性ができて便秘薬が効かなくなってしまう可能性があるからです。
デメリット3.腸が刺激されるので、下痢や吐き気のリスクがある
人によっては、副作用が強く出てしまう場合があります。
デメリット4.妊娠中の使用は子宮収縮を促す
妊娠中には子宮が腸を圧迫しますので、どうしても便秘になりやすいです。
しかしながら、便秘薬で腸を刺激して下痢などを引き起こした場合、子宮収縮を促してしまいますので、切迫早産を引き起こすリスクが高まります。
便秘薬は、体内の老廃物を出すための手段としては有効ですが、常用するのはオススメできません。
食事内容の見直しや水分補給、適度な運動と合わせて使用していきましょう。